気候性地形療法とは？

ドイツのミュンヘェン大学アンゲラ・シュー教授が見出した治療法で、
クアオルトでは、心筋梗塞や狭心症のリハビリテーション、高血圧、骨粗しょう症等の
治療に利用される、自然を活用する運動療法です。

運動の強さを計測した傾斜のある野山のコースを、体表面を冷たくさらさらに保ち、
自分の体力に合ったスピードでウオーキングすることによって、運動リスクを軽減しながら持久力を強化し、通常の運動より楽に、より大きな効果を得ようとするものです。

気候性地形療法における気候の4要素

太陽光

• ・ビタミンD3の合成
• ・骨の強化
• ・免疫力活性

可視光線

• ・体内の24時間リズムの調整
• ・深い睡眠

清浄な空気

• ・呼吸器系
• ・アレルギーの改善

冷気と風

• ・持続力強化
• ・免疫システムの改善
• ・血液循環機能アップ
• ・体温調節機能アップ

心拍数の目安は160-年齢

上りは、以下の心拍数を目安に歩く速さを調節しましょう。

運動に慣れていない人・・・「160-年齢」 運動を常にしている人・・・「180-年齢」
※血圧降下剤を服用している人は、心拍数の目安を、160-年齢の80%～90%に減じましょう。

この看板がある場所で心拍数を計測します。スタート前に、計測しやすい部位（手首、首の横など）をあらかじめ決めておきましょう。

歩行中の温冷感覚について

体表面　平均2℃低く

歩行中、主観的な感覚で「やや冷える」（体表面温度を平均2℃程度下げる）と感じるように袖をまくったり首元を開けるなどして衣服を調節します。時々腕に触れ、歩行中も汗が蒸発して「冷たくさらさら」な状態の肌を保ちましょう。

寒い	-3
冷える	-2
やや冷える	-1
どちらでもない	0
やや暖かい	1
暖かい	2
暑い	3

クアの道とは

「クアの道」は、健康の道として、ドイツのクアオルト（健康保養地）で実施されている、
気候性地形療法コースの基準を踏襲し、日本の自然環境や気候、路面の傾斜や変化、
安全対策などを具備した、クアオルト健康ウオーキングの専用コースです。

志摩市では現在「横山天空コース」と「ともやま公園コース」の二つがあります。


日本クアオルト研究所URL：　https://www.kurort-japan.com/
日本クアオルト協議会URL:　https://japankurort.jp/

志摩クアオルト健康ウオーキング